著書

企画力

これまで、私は、「仕事の思想」については多くを語ってきましたが、
「仕事の技術」については、語ることを控えてきました。
その私が、初めて、仕事の技術と心得について語りました。
その理由は、ただ一つです。

この国の変革を成し遂げていくためには、我々一人ひとりが、
プロフェッショナルとしての力を磨いていかなければならない。
そう考えるからです。

この書が、この国の変革に取り組む多くの方々にとって、
ささやかな糧となることを、祈ります。

本書の編集を担当していただいた、
ダイヤモンド社の岩佐文夫さん、小川敦行さんに感謝します。
お二人の「企み」と「熱意」が、この書を世に出しました。

◾️目次

「人間と組織を動かす力」こそが企画力
「企画」とは、実行されて初めて、「企画」と呼ぶ
「企画力」とは「物語のアート」である
最高の「企画書」とは、最高の「推理小説」
「物語りのアート」とは「技術」と「心得」の結びつき
企画書においては「企み」を魅力的に語れ
「何を行うか」よりも、「なぜ行うか」を語れ
「企み」を語ったタイトルが、最高の「掴み」
これから何が起こるのか、その「情勢」を語れ
「情勢」と「企み」で「ビジョン」を語れ
読みやすいのは「自問自答」のスタイル
読み手の「思考の流れ」を導け
「欲張り企画書」をやめよ
企画書は「一人歩き」すると思え
相手先企業の担当者は「同士」である
「全天候型の企画書」を目指せ
「表の企画書」と「裏の企画書」を使い分けよ
「企画書」とは「営業の品質管理」である
営業担当者は企画会議に参加せよ
ボツにした企画の数が、企画の凄み
優れた「企画者」は、優れた「語り部」である
「企画書」の奥深くに、「志」を込めよ