著書

創発型ミドルの時代

企業情報化の嵐の中で、
「パソコンの使えない中間管理職は生き残れない」という声や、
「中間管理職は不要になる」という意見が溢れていますが、
本当にそうなのでしょうか。

例えば、生き残れないのは
「パソコンの使えない中間管理職」ではなく、
「深い暗黙知を持たない中間管理職」なのではないでしょうか。
逆にいえば、豊かな暗黙知を持った中間管理職の役割は、
これからますます大切になっていくのではないでしょうか。

この本では、そうした視点に立って、
新しい時代のミドル・マネジメントに求められる
高度な能力や仕事のスタイルについて語っています。

◾️目次

第 1章 「中間管理職不要論」に脅えるな。
「創発型ミドル」へと進化せよ。
第 2章 「情報機器の扱い」に目を奪われるな。
「情報の扱い」に熟達せよ。
第 3章 「データ」の共有で終わるな。
「ナレッジ」と「ノウハウ」を共有せよ。
第 4章 「業務用語」だけで伝達を行うな。
「生きた言葉」で対話せよ。
第 5章 「人脈」に頼って仕事をするな。
豊かな「共感の場」を創出せよ。
第 6章 業務連絡の「道具」にするな。
マネジメントの「鏡」として活用せよ。
第 7章 「リーダーシップ」にとどまるな。
「プロデューサシップ」へと成熟せよ。
第 8章 「根回しによる合意形成」にこだわるな。
「衆知を集めた単独決断」に挑戦せよ。
第 9章 「ビジネスマン」の教育で満足するな。
「イントラプレナー」を育成せよ。
第10章 「フォロワー文化」に染まるな。
「ボランティア文化」を創造せよ。