田坂塾大学講義

第9講義室

人間関係を拓く
- 未熟さを抱えて生きる「こころの技法」

特別講話 第11講のエッセンスを学ぶ

人生において、人間関係で悩まぬ人はいない。
誰もが、他人との関係を円満で円滑なものにしたいと思っている。
そして、誰もが、他人から好かれる人間でありたいと願っている。
しかし、現実には、日々の仕事や生活の中で、
他人との不和や不信、葛藤や反目、摩擦や衝突は、避けられない。
では、そうした人間関係の悩みに、どう処するか。

多くの人は、自分の非を改め、欠点を直し、未熟さを克服していき、
それによって、人間関係を円滑なものにしていくべきと考える。
しかし、現実に、我々が、自分の非を改め、欠点を直し、
未熟さを克服していくことは容易ではない。
そして、不思議なことに、世の中を見渡せば、
非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人物が、
周りから好かれている例、多くの人々が共に歩んでくれている例は、
決して珍しくない。

しかし、そうした人物が、共通に身につけているものがある。
「しなやかな心」
もし、我々が、その心を身につけることができるならば、
いかに、非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人間であっても、
人間関係は拓けていく。そして、道は拓けていく。

では、いかにすれば、
その「しなやかな心」を身につけることができるのか。
この第11講では、その心構えを「7つの技法」として語る。

[ 特別講話 第11講 講話資料より ]

  1. (1)顧客との「共感」とは何か

  2. (2)真のリーダーが身につけるべき「深みある人間観」

  3. (3)なぜ、古典を読んでも人間力が身につかないのか

    出典 雑誌『Forbes』連載11回 2016年6月

  4. (4)いかにして仕事を残すか

  5. (5)経営者の「器の大きさ」とは何か

    出典 雑誌『Forbes』連載2回 2015年9月

  6. (6)無数の人々とすれ違いながら、私たちは出会うことがない

    出典 雑誌『Forbes 日本版』連載 2009年3月号

  7. ■ 特別講話CD 第11講『人間関係を拓く』

田坂塾 塾長講話 第11講 

収録内容

人生において、人間関係で悩まない人はいない。

誰もが、家族や親戚、友人や知人、上司や部下など、
他人との関係を円満で円滑なものにしたいと思っている。
そして、誰もが、他人から好かれる人間でありたいと願い、
また、他人を愛せる人間になりたいと思っている。

しかし、現実には、日々の仕事や生活の中で、
他人との不和や不信、葛藤や反目、摩擦や衝突は、避けられない。

では、そうした人間関係の悩みに、どう処するか?

世の中には、一つの誤解がある。

自分の非を改め、欠点を直し、未熟さを克服していく。
そのことによって、人間関係を円滑なものにしていくことができる。

それは誤解であろう。

現実に、我々が、
自分の非を改め、欠点を直し、未熟さを克服していくことは
容易ではない。

では、非や欠点や未熟さの無い人間でなければ、
他人との良き人間関係は築けないのか?

そうではない。

世の中を見渡せば、非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人物が、
周りから好かれている例、多くの人々が共に歩んでくれている例は、
決して珍しくない。

しかし、そうした人物が、共通に身につけているものがある。

「しなやかな心」

もし、我々が、その心を身につけることができるならば、
いかに、非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人間であっても、
人間関係は拓けていく。そして、道は拓けていく。

では、いかにして、その「しなやかな心」を身につけるか。

それは、日々の人間関係において、
ささやかな心構えを大切にすること。
その心構えを、拙いながらでも、行じていくことである。

この特別講話においては、その心構えを、
誰にも行じることのできる「こころの技法」として、
「7つの技法」を語ろう。

収録時間:
第1部 塾長特別講話(約120分)
第2部 塾長との対話(約60分)
(2016年7月1日収録)

この講話にさらに興味のある方は、「田坂塾」のサイトへ