田坂塾大学講義

第17講義室

運気を引き寄せる力
- 定めるべき究極の人生観

特別講話 第19講のエッセンスを学ぶ

科学的には、まだ、その存在が証明されていないにもかかわらず、
古今東西、世界中の誰もが信じていることがある。

それが、「運気」と呼ばれるもの。

では、どうすれば、この「運気」を引き寄せることができるのか。
昔から、そのための心構えとして、一つのことが言われてきた。

「ポジティブな想念」を持つことが、
「ポジティブな出来事」を引き寄せる。

しかし、実は、この心構えを持っただけでは、
なかなか、「運気」を引き寄せることができない。

なぜなら、「表面意識」で「ポジティブな想念」を持とうと思っても、
我々の「無意識」が、表面意識に反して、
「ネガティブな想念」を持ってしまうからである。

では、この「無意識」の性質に対して、どう処すれば良いのか。
そのための一つの技法は、「究極の人生観」を定めることである。

この第19講においては、様々な「こころの技法」と併せ、
その「究極の人生観」について語る。

また、この第19講においては、
なぜ、「運気」と呼ばれる出来事や現象が起こるのか、
その理由について、無意識の構造、ユングの集合的無意識、
トランスパーソナル心理学、仏教の阿頼耶識の思想、
さらには、現代科学の最先端が語る
「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」などを紹介しながら、述べていく。

[ 特別講話 第19講 講話資料より ]

  1. (1)偶然を解釈する力  

  2. (2)生きる

  3. (3)言葉の力を生み出す「信念」とは何か

  4. (4)人生の分かれ道で、真に「運命」を分けるものは何か

  5. (5)「表の人格」が妨げる才能の開花

  6. (6)雨降らし男の物語

    出典 『風の便り』四季 第28便

  7. (7)「負の想念」が消えていく究極の技法

  8. (8)誰でも「運の良さ」は身につけることができる

    (9)経営者の究極の資質、運も実力の内

    出典 特別講話CD 第2講『運気を引き寄せる』より

    (10)「運気」への心構え

    出典 特別講話CD 第2講『運気を引き寄せる』より

  9. (11)人生の解釈力を身につける

    出典 特別講話CD 第2講『運気を引き寄せる』より

  10. (12)「日本型リーダーの真髄」

    出典 雑誌『Number』 2011年7月21日号 [日本の知はどこへ行く?] 【『Number』岡田武史氏との対談】

  11. (13)成功者の偶然

    出典 『風の便り』四季 第180便

  12. (14)覚悟がもたらす運気

    出典 『風の便り』四季 第163便

  13. (15)人生の分かれ道

    出典 『風の便り』四季 第66便

  14. (16)挫折という配剤

    出典 『風の便り』四季 第130便

  15. (17)「希望」の新たな意味

    出典 『風の便り』四季 第59便

  16. (18)やりたい仕事を引き寄せる人生の法則とは

    出典 PRESIDENT ONLINE 2012年6月号

  17. (19)リーダーの究極の力

    出典 雑誌『Forbes Japan』「深き思索 静かな気づき」2018年9月

  18. (20)人生で起こること、すべて、深い意味がある

  19. (21)人生における問題、すべて、自分に原因がある

  20. (22)大いなる何かが、自分を育てようとしている

  21. (23)逆境に正対する

  22. (24)第三の覚悟「人生における問題 すべて自分に原因がある」

  23. (25)すべては導かれている

    出典 GLOBIS 知見録

  24. ■ 特別講話CD 第19講『運気を引き寄せる力』

田坂塾 塾長講話 第19講

収録内容

「特別講話 第19講」では、

運気を引き寄せる力
- 定めるべき究極の人生観 -

というテーマを掲げ、語ります。

科学的には
その存在が証明されていないにもかかわらず
世界中の誰もが
信じていることがあります。

それは、「運気」と呼ばれるもの。

たとえ、口に出しては言わなくとも、
心の奥深くで、その存在を信じているため、
誰もが、何か悪いことが続くと
「運気が下がっている」と思い
何か良いことが続くと
「運気が上がってきた」と思います。

また、「弱り目に、祟り目」という言葉のように、
心の状態が弱ったり、否定的になっていると、
次々と、不運と思えることが起こり、
逆に、「断じて行えば、鬼神もこれを避く」という言葉のように、
心の姿勢が強くあり、肯定的になっていると、
不運と見える出来事も、幸運に転じていくということが
起こります。

人類始まって以来、洋の東西を問わず、
無数の人々が、そうした「体験的感覚」を持っているがゆえに、
あれこれの「科学的証明」を超え、
誰もが、この「運気」の存在を、たしかに感じているのでしょう。

では、我々は、
どうすれば、この「運気」というものを
引き寄せることができるのか。

そのための心構えは、これも洋の東西を問わず、
究極、一つのことが言われます。

「ポジティブな想念」を持つこと。

すなわち、「ポジティブな想念」を持つと
「ポジティブな出来事」を引き寄せる。

「運気」について語っている書物の、すべてが、
このことを述べており、多くの人が、
そのことは知っています。

では、なぜ、この法則に従って、
誰もが、「運気」を引き寄せることが
できないのでしょうか。

その理由も、明確です。

「表面意識」で、
どれほど「ポジティブな想念」を持とうと思っても、
実際には、それができないからです。

我々の「無意識」が、我々の表面意識に反して、
「ネガティブな想念」を持ってしまうからです。

では、この「無意識」を含めて
「ポジティブな想念」を持つためには、
どうすれば良いのか。

そのためには、
幾つかの明確な「こころの技法」がありますが、
その究極の技法は、
一つの「人生観」を定めることです。

この第19講においては、
様々な「こころの技法」と併せて、
その「究極の人生観」について、語ります。

さらに、この第19講においては、
なぜ、「運気」と呼ばれる出来事や現象が起こるのか、
その理由について、
無意識の構造、ユングの集合的無意識、
トランスパーソナル心理学、仏教の阿頼耶識の思想、
さらには、現代科学の最先端が語る
「ゼロ・ポイント・フィールド仮設」などを紹介しながら、
述べていきたいと思います。

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