田坂塾大学講義

第18講義室

心のエゴに処する力
- 良き人間関係と更なる人間成長のための七つの技法

特別講話 第20講のエッセンスを学ぶ

人生においては、誰もが、家庭や職場の中で、友人や知人との間で、
良き人間関係を築きたいと願っている。
しかし、誰もが、多かれ、少なかれ、
その人間関係で、壁に突き当たり、悩みを抱えて生きている。

その原因のほとんどは、互いの心の中の「エゴ」の問題。
人間であるかぎり、誰にも「エゴ」がある。
そして、誰もが「未熟な自分」を抱えて生きている。

それゆえ、その未熟な人間と人間が出会うとき、ふとしたことで、
互いの「エゴ」がぶつかり合い、心の摩擦や葛藤が生まれてくる。

では、我々は、誰の心の中にもある、この「エゴ」というものに、
どう処すれば良いのか。

その問いに対して、世の中には、
「我欲を捨てよ」「私心を去れ」といった言葉によって
心の中の「エゴ」を捨てることを勧める宗教書や人生論がある。
しかし、我々の心の中の「エゴ」は、
それほど簡単に「捨てる」ことも、「消す」こともできない。

「捨てた」と思っても、「消した」と思っても、
心の中の「エゴ」は、一度、心の表面から姿を潜めるだけであり、
必ず、また、別なところで、その鎌首をもたげてくる。

では、その厄介な「エゴ」というものに、どう処すれば良いのか。

そのための「心の技法」は、実は、古来、二つしかない。
一つは、「エゴ」を、ただ静かに見つめること。
一つは、「エゴ」を、さらに大きく育てること。

では、それは、どのような意味か。
そのためには、具体的に、どのようにすれば良いのか。
そして、それは、どのように心の成長に繋がっていくのか。

この第20講においては、そのことを「7つの技法」として語る。

[ 特別講話 第20講 講話資料より ]

  1. (1)内なる声に耳を傾ける方法

  2. (2)自身の体験と重ね合わせながら読む

  3. (3)「悟り」とは何か

    出典 雑誌『Forbes Japan』2019年5月

  4. (4)「エゴ」が見えているということ

  5. (5)人間としての成長

  6. (6)「我欲」や「私心」を否定せず、ただ静かに見つめる

  7. (7)戦場写真家の心

    出典 『風の便り』四季 第155便

  8. (8)なぜ、「優秀な上司」の下で、部下が育たないのか

  9. (9)万物と自己とは、根源的には一つ

    出典 河合隼雄 著『心理療法序説』についての書評

  10. ■ 特別講話CD 第20講『心のエゴに処する力』

田坂塾 塾長講話 第20講

収録内容

「特別講話 第20講」では、

心のエゴに処する力
- 良き人間関係と更なる人間成長のための七つの技法

というテーマを掲げ、語ります。

人生においては、誰もが、
家庭や職場の中で、友人や知人との間で、
良き人間関係を築きたいと願っています。

しかし、誰もが、多かれ、少なかれ、
その人間関係で、壁に突き当たり、
悩みを抱えて生きています。

その原因のほとんどは、互いの心の中の

「エゴ」の問題。

人間であるかぎり、誰にも「エゴ」があります。

そして、誰もが「未熟な自分」を抱えて生きています。

それゆえ、その未熟な人間と人間が出会うとき、
ふとしたことで、互いの「エゴ」がぶつかり合い、
そこに心の摩擦や葛藤が生まれてきます。

では、我々は、誰の心の中にもある
この「エゴ」というものに、
どう処すれば良いのでしょうか。

その問いに対して、世の中には、
「我欲を捨てよ」「私心を去れ」
といった言葉によって
心の中の「エゴ」を捨てることを勧める
宗教書や人生論があります。

しかし、我々の心の中の「エゴ」は、
それほど簡単に「捨てる」ことも、「消す」こともできません。

「捨てた」と思っても、「消した」と思っても、
心の中の「エゴ」は、一度、心の表面から姿を潜めるだけであり、
必ず、また、別なところで、その鎌首をもたげてきます。

では、その厄介な「エゴ」というものに、
我々は、どう処すれば良いのか。

そのための「心の技法」は、実は、
古来、二つしかありません。

一つは、「エゴ」を、ただ静かに見つめること。
一つは、「エゴ」を、さらに大きく育てること。

では、それは、どのような意味か。
そのためには、具体的に、どのようにすれば良いのか。
そして、それは、どのように成長に繋がっていくのか。

この第20講においては、そのことを
「7つの技法」として語りました。

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