著書
これから日本市場で
何が起こるのか

ネット革命によって生まれつつある
Eコマースの本質は「顧客中心市場」です。
そして、この新しい市場では、
「ミドルマン・ウィル・ダイ」(中間業者は死に絶える)
という言葉が語られてきました。
いわゆる「中抜き現象」によって、
小売御者や卸売業者、販売代理店などが
不要になっていくという予想です。
しかし、そうした予想を裏切って展開したのは、
「ミドルマン・ネバー・ダイズ」(中間業者は死なない)
とでも呼ぶべき世界でした。
すなわち、この新しい市場には、
まったく新しい役割を持ったミドルマンが生まれてきたのです。
それが、顧客の立場に立って、
購買代理やショッピング支援を行なう「ニューミドルマン」です。
この本は、このニューミドルマンについて語られた、
小説よりも面白い物語です。
◾️目次
ネット革命が徹底的な「顧客中心市場」を生み出す
資本主義が変わる
ネット革命は「資本主義市場」の性質を根本から変えてしまう
情報基盤が変わる
ネット革命によってインターネットの「三つの革命」が市場に浸透する
市場構造が変わる
「ガラス張りの市場」の出現で企業は徹底的な競争を余儀なくされる
顧客意識が変わる
情報主権が顧客に移るため「戦略的な顧客」が増えていく
購買行動が変わる
戦略的な顧客は「顧客の声」に耳を傾けるようになる
ほか