著書

東大生となった君へ

東大卒の半分が失業する時代が来る。 その前に、君は、何を身につけるべきか 東大を出て活躍する人、活躍しない人。その違いは何か?

◾️目次

●序 話 少しだけ長く道を歩んだ先輩として 東大生となった君へ 「東大卒」という人生の落し穴 「エリート」という言葉の否定的な響き 「真のエリート」としての道 「小さなエゴ」の誘惑 心の奥深くの「もう一人の自分」   ●第一話 真のエリートとは何か 喜びと祝福の時期を終えて 合格後に見た人生の明暗 大学受験を前にした迷い 「エリート」と呼ばれて歩む人生 「エリート」という言葉の誤解 なぜ、君は、東大に入れたのか 命懸けで子供を育ててくれた母 「恵まれた人間」であることの自覚 「真のエリート」の条件 競争社会で見失う「自分の人生」 「真のエリート」として生きる   ●第二話 東大を出て活躍する人、活躍しない人 なぜ、東大卒に「活躍する人材」が少なくなったのか 東大卒の人材が抱く錯覚 活躍する人材が持つ「五つの能力」 実社会における「優秀さ」とは 「勉強以外の経験」が大きな差になる 「人間関係」という生涯のテーマ 人事部が東大卒を採用する「本当の理由」 高校時代の「頭の良さ」は何も保証しない   ●第三話 東大卒の半分が失業する時代が来る 「人工知能革命」という荒波 税理士会からの講演依頼の衝撃 人間が絶対にかなわない人工知能の能力 「知識」が価値を失う時代 人間の「勘」まで代替する人工知能 「知的職業」の半分が淘汰される 人工知能革命は「学歴社会」を崩壊させる 人工知能革命でも活躍する人材の条件   ●第四話 君は、いかにして「職業的能力」を身につけるか 「仕事のできる人材」とは 「職業的能力」とは単なるスキルではない 書物では「職業的能力」は身につかない 「知識」と「智恵」を混同しない 「反省」とは最も科学的な成長の技法 効果的な「反省日記」の習慣 一流のプロは、必ず「師匠」を持っている 実社会で求められる「知的創造力」とは 米国のシンクタンクで学んだ「革新性」 「答えの無い問い」を問う力 安易に「正解」を求めない   ●第五話 君は、いかにして「対人的能力」を身につけるか コミュニケーションの八割は「非言語的」 心の「推察力」と「創造力」 「非言語的コミュニケーション力」の修得法 最高のコミュニケーション力は「共感力」 「共感力」を身につけるために 「現場経験」で掴むもの 「苦労知らず」と「苦労人」 「苦労」についての二つの問い 真のエリートの「逆境観」   ●第六話 君は、いかにして「組織的能力」を身につけるか 人工知能が代替する「管理業務」 最も高度なマネジメントとは 求められる「カウンセリング力」 「リーダーシップ」の無いリーダー 二一世紀のリーダーシップの深化 「ビジョンと志」を語る 「成長への意志」を持つ 「可能性への信念」を抱く   ●第七話 東大在学中に何を身につけるべきか 活躍するために求められる「五つの能力」 「知能」を超えた「知性」を身につける 知性とは「魂の強さ」 高学歴の人物の不思議 ある「墓碑銘」の言葉 求められる「七つの知性」 「知識」と「教養」を混同しない 「知の生態系」と君自身の思想 「真の教養」とは何か 「学歴」から「体験歴」へ 求められる「体験的智恵」の棚卸し 自分の弱点と課題を明確にする 「大学での勉強」はどうするか 「目的意識」を持って徹底的に経験する 毎日「反省日記」をつける 「人間」というものを深く学ぶ 反省日記が高める「三つの能力」 その優れた力で何を成し遂げるのか   ●終 話 一度かぎりの人生をいかに生きるか 「大学に行ける」ことの有り難さ 叫ぶように書かれた手記 世界で最も恵まれた国 「輝き」と「導き」の人生 目に見えない「三つの報酬」 「砂時計の音」に耳を傾けて 「奇跡の一瞬」を生きる 少しだけ先を歩みながら