著書
金融業の進化10の戦略思考
「Banking is Forever, Banks are Not.」
アメリカの金融ビッグバンにおいてしばしば語られたのは、この言葉です。
「銀行機能は永遠だが、銀行は永遠ではない」
という意味のこの言葉に触発されて書いたのが、この本です。
特に、日本における金融ビッグバンは、
米国や英国と違い、ネット革命とともにやってきています。
この違いが、銀行業や金融業の進化に、どのような影響を与えるのか?
そのことを論じた本です。
この本は、一般読者にはあまり読まれなかった本ですが、
なぜか、金融業界の先進的企業やプロフェッショナルの方々には良く読まれ、
有り難い評価を頂いた本です。
◾️目次
序 章 「その先」の展開を読め そこから戦略思考が始まる
第 1章 金融ビッグバンは「金融・EC同時革命」へ進展する
「未来進化・原点回帰」の戦略を実行せよ
第 2章 顧客チャンネルとして「インターネット」が重要になる
「インターネット・バンキング」の戦略を実行せよ
第 3章 消費者主権の「情報バリアフリー市場」が出現する
「情報サービス・モール」の戦略を実行せよ
第 4章 金融市場に「自立志向投資家」の顧客が増大する
「インベスターズ・クラブ」の戦略を実行せよ
第 5章 サービスの重点は「ナレッジ・サービス」に移る
「パーソナル・バンク」の戦略を実行せよ
第 6章 マーケティングの発想が「ショッピング支援」に変わる
「ゲートウェイ・ガイド」の戦略を実行せよ
第 7章 異業種の商品が「商品生態系」を形成する
「テーマ・ショップ」の戦略を実行せよ
第 8章 金融機能が「分散型金融機能」へと進化する
「異業種コンソーシアム」の戦略を実行せよ
第 9章 企業の活動形態は「ウェブ型仮想企業体」が主流になる
「日本型インキュベータ」の戦略を実行せよ
第10章 新しい「ニーズ型産業」の時代が到来する
「産業インキュベーション」の戦略を実行せよ
終 章 「その先」に戦陣を築け そこから戦略行動が始まる