講演・講話

田坂塾 塾長講話 第13講 

道を拓く、人生を拓く 
- 悔いの無い人生 五つの覚悟

収録内容

「特別講話 第13講」においては、

道を拓く、人生を拓く
- 悔いの無い人生 五つの覚悟 -

という演題で話をします。

誰もが、一度かぎり与えられた
かけがえの無い人生を、
素晴らしい人生にしたいと願っています。

様々な苦労や困難、失敗や敗北、
挫折や喪失、病気や事故という障害が与えられる人生において、
それらの障害を乗り越え、道を拓き、人生を拓きたいと、
願っています。

では、その障害を乗り越えていくために
求められるものは、何か。

道を歩む「覚悟」を定めることです。

「覚悟」とは、言葉を換えれば、
人生において与えられる、苦労や困難、失敗や敗北、
挫折や喪失、病気や事故を見つめる
「心の姿勢」を定めるということでもあります。

実は、その「覚悟」=「心の姿勢」を定めるだけで、
不思議なほど、我々の中から、その障害を越えていくための
力が湧き上がり、叡智が湧き上がってきます。

では、そのための「覚悟」とは何か。

そのことを、この第13講においては、
「五つの覚悟」として語りますが、
我々が、苦労や困難、失敗や敗北、
挫折や喪失、病気や事故に直面したとき、
最初に求められる「第一の覚悟」は、

その障害に「正対する」ことです。

なぜなら、我々が人生において与えられた障害を
乗り越えられない最大の理由は、
その障害に「正対」できないからです。

障害に直面して歩みが止まってしまうとき、
自身の心の中を深く見つめてみると、
「過去を悔いる」ことに時間と精神を使ってしまうか、
「未来を憂う」ことに時間と精神を使ってしまうかの状態になっています。

しかし、もし、我々が、

過去も無い、未来も無い、
有るのは、永遠に続く
現在(いま)だけだ

ということを思い定め、
目の前の障害に「正対」することができるならば、
その瞬間から、人生の風景が変わります。
そして、その障害を越えていく力と叡智が湧き上がってきます。

では、どのようにすれば、
「正対する」という「心の姿勢」を定めることができるのか。
そして、その最初の「心の姿勢」を定めることができたならば、
次に、どのような「心の姿勢」を身につけていくべきか。
どのような「覚悟」を定めていくべきか。

この第13講においては、そのことを

道を拓く、人生を拓く
- 悔いの無い人生 五つの覚悟 -

と題し、具体的な「心の技法」を語ります。