田坂塾大学講義

第21講義室

人間を磨く
- 人間関係に処する7つの心得

ウェブ講話 第3講のエッセンスを学ぶ

我々が、良き人生を拓いていくためには、
日々の様々な人間関係にどう処するか、
すなわち、「人間関係力」と呼ぶべきものが、
極めて重要です。

しかし、世の中に溢れる「人間関係力」の技法の多くは、
密やかな「操作主義」に彩られたものが多いことも
残念な事実です。

例えば、

いかにして、相手から好かれるか。
いかにして、相手から感謝されるか。
いかにして、相手から共感を得るか。

そうした発想の背後には、
「いかにして、相手を自分の望むように動かすか」
という、密やかな「操作主義」があります。

しかし、もし、我々が、
職場の上司や部下や同僚、
会社の顧客や仕事のパートナー、
さらには、家族、友人、知人との間で
本当に良き人間関係を築きたいと願うならば、
そうした自分中心の操作主義を捨て、

まず、相手を好きになる。
まず、相手に感謝する。
まず、相手に共感する。

ということから始めることこそが、
最も大切なことです。

そして、もし、それができたならば、
我々の人間関係は、不思議なほど、
素晴らしいものになっていきます。

では、どうすれば、
相手を好きになる、相手に感謝する、相手に共感する、
といった「心の転換」ができるのか。
そして、そのことによって、
人間関係に、どのような不思議なことが起こるのか。

そのことを、この第3講においては、
小生の体験的エピソードを交え、
具体的な「7つの心得=7つの心の技法」として
語ります。

[ウェブ講話第3講概要より]

  1. (1)「不幸な出会い」が「有難い出会い」になるとき

  2. (2)「好きになれない人」を、好きになる技法とは何か

  3. (3)TOPPOINT『人間を磨く』

    出典 雑誌『TOPPOINT』 2016年9月号より

  4. (4)潜在意識のマネジメント

    出典 雑誌『Forbes Japan』 連載「深き思索、静かな気づき」(2017年5月)より

  5. (5)「相性」の意味

    出典 『風の便り』特選 第175便より

  6. (6)第7の技法 その出会いの意味を深く考える

  7. (7)自己との対話 

  8. (8)人生の「解釈力」

  9. (9)嫌いな人に出会った時、どうするか

    出典 風の言葉(ネオ・リベラルアーツ編)第9回より

  10. (10)人間関係に処する力 それは人生の根本問題 

  11. (11)不幸に見える出会いも、深い縁 その覚悟が、人生を拓く

  12. (12)人間関係の苦労は、我々の心が、成長を求め引き寄せるもの

  13. (13)良い苦労を求め、祈りを持って転職するとき、すべては天が導く

  14. (14)人間の心を学ぶ唯一の方法、それは自分の心を見つめること

  15. (15)共に歩みたいと思う「人間的魅力」 それが究極のマネジメント力

  16. (16)人を裁くことが、さらに深い苦しみを生む、2つの理由

  17. ◾️ウェブ講話CD 第3講 『人間を磨く』

田坂塾 塾長講話 ウェブ講話 第3講

収録内容

「ウェブ講話 第3講」は、

人間を磨く - 人間関係に処する7つの心得

とのテーマを掲げ、語ります。

では、なぜ、年頭講話として、このテーマを掲げるのか。
それは、毎回の講話の後の塾生諸氏との一問一答において、
質問の多くが、「人間関係」に関するものだからです。
そして、日々の「人間関係」を通じて人間を磨いていくことは、
我々の人生における「運気」を高めていくために
極めて重要なことだからです。

しかし、この「人間関係に処する力」は、誰にとっても大切なものですが、
それは、ただ古典や宗教書を読むだけで身につくものではありません。
それを身につけるためには、まず何よりも、一つの覚悟を定める必要があります。

 人生で与えられた人間関係の摩擦や葛藤は、
 それが、どのように痛苦なものであっても、
 すべて、我々の成長のために与えられたものである。

もとより、この覚悟を定めることは容易ではありません。
しかし、ひとたび、この覚悟を定めた瞬間に、
目の前の、すべての風景が変わります。

そして、静かに、しかし、確実に、
成長への歩みが始まります。

この第3講では、
いかにして、その覚悟を定めるか、
いかにして、成長への歩みを始めるか、
そのための「7つの心得」について語ります。

この講話にさらに興味のある方は、「田坂塾」のサイトへ