田坂塾大学講義

第16講義室

決める力
- 迷いを超え、道を選ぶ技法

特別講話 第18講のエッセンスを学ぶ

我々の人生においては、
「決める」ということが人生を創り上げていく。
それが日常の小さな問題であれ、人生を分ける大きな問題であれ、
そこで「決めた」ことが、我々の人生を定めていく。

それゆえ、我々は、問題を前に、「決める」ことができず、
迷い、悩み、立ち尽くすことがある。
いかに多くの情報を集め、様々な方法で検討し、
様々な人の意見を聴いても、「決められない」ときがある。

では、そうしたとき、それでも、どのようにして「決める」か。

そのとき、我々が、静かな心で、耳を傾けるべき人物がいる。
それは、自分の中にいる「賢明なもう一人の自分」。
その声に、耳を傾けるべきであろう。

なぜなら、誰の中にも、その心の奥深くに、必ず、
「賢明なもう一人の自分」がいるからである。

そして、その「もう一人の自分」は、
必ず、選ぶべき「正しい道」、進むべき「正しい方向」を知っている。

しかし、誰の心の中にも、この「賢明なもう一人の自分」がいるにもかかわらず、
我々は、心の中に溢れる雑音に妨げられ、
「静かな心」で、その声を聴くことができない。
そして、その結果、しばしば、「誤った道」を選んでしまい、
「誤った方向」に歩んでしまう。

では、どうすれば、その「もう一人の賢明な自分」の声を聴くことができるのか。
どうすれば、「静かな心」で声に耳を傾けることができるのか。
どうすれば、その声に従い「決める」ことができるのか。
そして、さらに、もし、何かを「決めた」結果、
「誤った道」を選んでしまったと思うとき、
「誤った方向」に進んでしまったと思うとき、
どう処すれば良いのか。
そして、それが、「取り返しのつかない選択」であったとき、
どう処すれば良いのか。

この第18講では、そのことを「こころの技法」として語る。

[ 特別講話 第18講 講話資料より ]

  1. (1)生きる

  2. (2)なぜ、「多数」が賛成する案が成功を保証しないのか

  3. (3)衆知を集めて、独りで決める

  4. (4)直観は過たない

  5. (5)ただ進むのではなく、退路を断つ

  6. (6)フォースが現れるとき

    出典 『風の便り』四季 第92便

  7. (7)深く考える力

    出典 ウェブ版『Forbes Japan』 2018年4月

  8. (8)叡智を発揮する「賢明なもう一人の自分」を呼び起こす技法

    出典 PHPオンライン衆知

  9. (9)直観は過たない

  10. ■ 特別講話CD 第18講『決める力』

田坂塾 塾長講話 第18講

収録内容

「特別講話 第18講」では、

決める力
- 迷いを超え、道を選ぶ技法 -

というテーマを掲げ、語ります。

我々の人生においては、
「決める」ということが、
人生を創り上げていきます。

それが、日常の小さな問題についてであれ、
人生を分ける大きな問題についてであれ、
そこで「決めた」ことが、
我々の人生を定めていきます。

それゆえ、我々は、しばしば、
一つの問題を前に、「決める」ことができず
迷い、悩み、立ち尽くすことがあります。

いかに多くの情報を集め、
いかに様々な方法で検討し、
いかに様々な人の意見を聴いても、
「決められない」ときがあります。

では、そうしたとき、
それでも、どのようにして
「決める」か。

そのとき、我々が、
静かな心で、耳を傾けるべき人物がいます。

それは、

自分の中にいる「賢明なもう一人の自分」

その声に、耳を傾けるべきでしょう。

なぜなら、我々、誰の中にも、
その心の奥深くに、必ず、
「賢明なもう一人の自分」がいるからです。

そして、
その「もう一人の自分」は、必ず、
選ぶべき「正しい道」を知っています。
進むべき「正しい方向」を知っています。

しかし、誰の心の中にも、
この「賢明なもう一人の自分」がいるにもかかわらず、
我々の多くは、
心の中に溢れる雑音に妨げられ、
「静かな心」で、
その声を聴くことができないのです。

そして、その結果、しばしば、
「誤った道」を選んでしまい、
「誤った方向」に歩んでしまうのです。

では、どうすれば、
その「もう一人の賢明な自分」の声を聴くことができるのか。
どうすれば、
「静かな心」で、その声に耳を傾けることができるのか。
どうすれば、
その声に従い、「決める」ことができるのか。

そして、さらに、

もし、何かを「決めた」結果、
「誤った道」を選んでしまったと思うとき、
「誤った方向」に進んでしまったと思うとき、
我々は、どう処すれば良いのか。

そして、それが、
「取り返しのつかない選択」であったとき、
我々は、どう処すれば良いのか。

この「特別講話 第18講」においては、
そのことを、具体的な「こころの技法」として
語ります。

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